「金は金があるところに集まる」「金は金が好き」とかよく言われる。
若いころは「ホントかよ」と思っていた。
天引き貯蓄の重要性
20代のころは、飲みとか旅行には金を使ったが、その他は洋服には全くこだわりはないし、ブランド品にも興味がない、もともと金をあまり使わない方だと思うが、前月の給料が次の給料日まで残ることはほとんどなかった。
実家に帰れば、「天引き貯蓄をしなさい」とか親に言われ、当時近しかった上司にも同じようなことを言われた記憶がある。
そんなに言うなら財形でもやってみようかと思い、給料天引きの貯蓄を開始。
天引きにすると最初はきついが、生活の方は徐々に慣れていき、それが普通になっていく。
さらに、一度、小金が貯まるとさらに増やしたいと思うようになり、だんだんと天引き額を増やしていく、という好循環になっていく。
財形で付く金利はほぼゼロだったが、金が金を引き寄せるというのはこういうことなのだ、というのが何となく分かった気がした。
若いうちは良く分からなかったが、年寄(大人)の言うことは正しい事が多い、ということも最近になって分かってきた。
こういうことが、おっさんになったということなのだろう。
資産の自己増殖機能
「複利はすごいが・・・」で複利効果について書いたが、貯まった金を株や不動産に換えて所有すれば、資産は自己増殖していく。
私の資産レベルではまだまだだが、金持ちの資産自己増殖機能はえげつない程らしい。実にうらやましい。
※複利の72の法則というのがある。
毎年の利率A%で「72」を割ると、その資産が2倍になる年数が大体分かるというもの。
例えば、
Q 5%の利率で複利運用した場合、
何年で2倍になるか。
A 72÷5=14.4年 となる。
電卓で検算すると
1.05^14.4=2.019
(↑5%の年利を14.4年で複利運用した場合の元資産の倍率)
となり、ほぼ正しいことが分かる。
株や不動産を保有するだけで、複利運用できるのか?
という問題もあるが、株は理論的に考えれば、保有だけで、複利運用されることになっている。
(過去記事 「株式とはそもそも何か」 参照)
不動産投資も家賃収入からの純利を次の物件購入費に充てれば、複利運用になると言える。
トマ・ピケティ先生が言うまでもなく、この複利効果を使って、お金持ち(資産家)は大きな資産をさらに大きく増やしていく。
まとめ
私の場合、財形を始めた当初は手取りの10%くらいを入れていたが、勤めている会社に幸い定昇があるので、徐々に天引き額を増やし、20%くらいを入れらるようになっている。
そして、資本家になるべく、これらの種銭で株や不動産の資産を買っている。
偉そうに貯蓄の重要性などを述べてしまったが、若いうちは色々遊んだり、体験したりするのも大事だ。
若くなくても、本当に自分に必要なものや体験には、貯蓄は後にしても金を使うべきだと思う。
「金は目的ではなく、道具(手段)」であるということを忘れないようにしたい。
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