高配当株について 20210830

 株式投資を始めた当初は高配当株が好きで、配当利回りばかり見て買っていた時期があったが、イマイチ株価が上がらないことが多かった。そのため、高配当株について書いてみた。

 (日本株、米株に共通する内容だと思うので、記事内では特に断りを入れていません。)

高配当株は不人気

 株式市場では、多くの投資家が上がると考える会社の株を買うので、現状では配当が少ない、または無配のIT株が人気があり、 高配当株は不人気の場合が多い。

 誰が言ったか忘れたが、「株式市場は美人投票だ」という言葉のとおり、業績の良い会社が上がるのではなく、多数の人が良いと考えて買われる会社が上がる。

株価が上がりにくい不人気な業界、会社について

・業績は良く、配当も連続して出しているが、将来的に市場が拡大しないと考えられている業界の会社
 食品、流通、インフラ、など

・過去記事 「配当についての考え 」 で書いたが、高い配当を出す高い会社は、利益拡大のための資金の一部を配当に回するため、将来の利益が伸びにくくなると投資家が考え、株価が上がりにくくなる。そのような会社は資本が蓄積されている業歴が長い会社に多い。

・寡占化が進んでいる業界も高配当で不人気の会社が多い。
 上記2つの項目と重なる理由になるが、寡占化が進んでいる会社の市場は現状以上に拡大しにくい。日本では人口減少いよる市場縮小もある。そのため、新たな市場開拓(投資)をするより、株主還元のために増配や自社株買をする場合が多い。

・基本的に高配当株は地味な会社が多いので、経験上の所感だが、株価が動きにくい。そのような会社は、連続配当していても増配がなければじり安になる場合が多い。

 

長期保有できそうな高配当株を買う

業績が良く、毎年増配するような会社を探す。

 株価が上がって、配当利回りが変わらなければ、増配しているということになるので、元本に対する利回りは上昇する。増配については会社の経営者の判断になるが、特に業績が悪くなければ、株価上昇に伴って、増配して配当利回りを維持する傾向がある。

 長期保有するとこれがかなり効いてくる。

 仮に配当利回りが2%の株を持っていて、何年か経過後に株価が2倍、配当利回りが変わらないとすると、投資元本に対する配当利回りは4%となる。

 このような株を見つけるのは簡単ではないが、方法としては、

  • 少額で良いので、いくつか候補を買ってみる。
  • 1年くらい保有してみて、上がる見込みがなさそうな株は売却する。
  • 保有している株に悪材料が出て、下落した場合、それが経営的に致命的な影響はないと考えれば買い増す。
  • 減配が続くようなら売却。
  • 増配、株価上昇であれば、保有継続

 かなり難易度が高いが、上記のサイクルを回していくしかないと思う。

 高配当株に限らないが、買ってみたい株があるときは、株を買う時の基本だが、配当権利落ちした直後は配当の分だけ株価が下がるので、そのような時をみて買うのも良い。

 基本的に私の投資スタンスは長期保有なので、高配当株に限らず、上記のような流れで買っているが、売却についての良い方法というか、考えは未だ固まっていない。もっと勉強と経験を積まなくてはと思っている。

まとめ

 配当が好きで高配当銘柄を買っていたが、高配当株投資は上級者向けだと思う。

 銘柄選定が非常に重要になる。私は出来ていないが、損切りの判断が難しい。

 株価が上にも下にも動きにくいので、判断しようがない事も多い。

 保有株の中では順調に株価が上昇し、配当も上がっている銘柄もあるが、そのような銘柄を事前に見抜くのは不可能とは言わないが、少なくとも私に不可能だ。なので、何銘柄か買ってみて、選別していくという方法を取っている。

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