「自宅も不動産投資」 で自宅についての考えを書いた。
自宅購入当初、賃貸か持ち家かの先入観は特になかった。快適ならどちらでも良い、という考え。
今回はより具体的に、私の自宅購入とその後について書いてみた。
賃貸から結局持ち家に
約20年前に結婚して、それから10年くらい某地方都市の市街地でアパート暮らしをしていた。
そして、いまから約10年前に不動産投資に興味を持ち、投資用不動産を探し始めて、結局投資用アパートを買ったのだが、その時、戸建て投資も考えていたので、戸建てもウォッチしていた。
安くて良い物件もあったが、戸建て賃貸は収益率が低く断念。
かわりに、自分が住んでいる3DKのアパートも手狭になり、広い家に住みたくなったので、自宅購入を検討。中古戸建てをウォッチしていたのが役に立った。
中古物件を何件か見たが、市街地は価格が高く断念。
居住地がド田舎の地方都市で、その市街地からさらに離れた僻地の戸建てを選択。
夜にタヌキやハクビシンが出るような僻地で住んだ当初はびっくりした。
自宅の物件について
・築25年
・土地建物で価格は600万円
・リノベで約400万円
・月のローン支払い額は3.4万円
・部屋数は8部屋 部屋数の多さが購入の理由でもある。
物件に関しては概ね満足しているが、デメリットとしては、事前に分かっていたので、ほぼ想定内だが、以下の点がある。
・古い物件なので、部屋のレイアウトが今風でない。
今はやりの広いリビング、オープンキッチンではない。
天井や鴨居が低い。私の身長だと頭をぶつけることがある。
・庭に憧れがあって庭付きにしたが、手入れが大変。
・中古物件なので、新築よりは補修、改修に費用が必要。
・市街地から離れているので買い物が面倒。
補修、改修について
購入時に内装については大規模なリノベをしたが、外装は何もしなかったので、ここ2~3年で外回りに大規模なメンテが必要になった。
・外壁塗装 120万円
・屋根の全面修理 90万円
・車庫に屋根を追加 180万円
大きなところは以上だが、その他の小さい修理は結構ある。
こう見ると中古住宅は後から金がかかることが分かる。
新築も見てみたが
新築も何件か見たが、やはり高い。
新築にしては安い2000万円くらの物件もあるが、狭かったり、見た目がしょぼかったりで断念。
ちょっと「いいな」と思う物件は4000万円を超える。
過去記事の「新築信仰について」でローンの試算を書いたが頭金を1000万円入れるとしても、3000万円のローンを組むと35年ローンで月の支払いが約10万円になる。
35年もローンに縛られるという考え方になれず、新築は断念した。
まとめ
僻地の住宅を自宅として購入したが、毎月のローン支払いも低く抑えられ、住環境もまずまずなので、現在のところ概ね満足している。
自宅の資産性を考えると、買った値段以上では売れそうもないので資産はマイナスになっている。
住宅購入において一番重要な快適性の事を考えると、僻地(ド田舎)に住むと、近隣住民との摩擦など面倒なことがあると聞くが、そのような問題は今のところない。
それに、日中は家にいないため、近所付き合いはほとんどなく、快適に過ごせている。
町内会費は市街地よりは高いようだ。
周りは田んぼばかりの僻地なので夏は虫とカエルがうるさいが、それ以外の季節は静かで良い。
今後の問題として、
・車がないと生活できないので、私たち夫婦が車に乗れないほど高齢化したらどうするか。
・家を売却、貸出はしにくいので、出口をどうするか。
などの重要な問題があり、現在解決策を思案中。
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