米国株インデックス(以下、インデックス)を買うにあたり、ETFと投信のメリットデメリットについて書いてみた。
ETFのメリット
・株と同じように売買できる。
売買に時間差がない。
・信託報酬が安い。(最近の日系投信はETFと遜色ないものも多い)
ETFのデメリット
・定額で買えないので資金がたくさんないとドルコスト平均法が実行できない。
資金がたくさんあれば擬似的に実行できるが、計算が必要で面倒くさい。
・投信のように低額で買えない。
東証でも米国インデックスETFはあるが、現在最低単元が10株なので、額が大きくなる。
ただしNY取引所のETFは1株から買える。
・配当が出るので、配当分の税金をとられ不利になる。
NISAなら外国インデックスのETFは外国での税金を引かれるが、日本では課税されない。
・米国証券取引所で買うのなら為替を気にする必要がある。
・円をドルに替える場合のコストがかかる。
投信のメリット
・低額で買える。100円で買える商品もある。
・定額で買えるのでドルコスト平均を実行できる。
・配当は普通は出ない。税金面で有利。
・ここ数年、楽天VTI、SBI-V、EMAXIS-SLIMなど信託報酬が安くて、良い投信が増えた。
・国内投信であれば、為替を考慮せず買える。但し為替の影響はある。
・証券会社によってはTポイントや楽天ポイント等の各種ポイントでも買える。
投信のデメリット
・配当が出ない。←これは考え方による。私は配当が好きなので、デメリットとした。
・イマイチ面白くない。←完全に私の主観。なんかワクワク感がないと思う。
・翌日か翌々日にならないと約定価格が分からない。
まとめ
中身は同じだが、こうしてメリット、デメリットを並べると投信の方が良さそうだ。
淡々と毎月の額を決めて買ってくというやり方であれば、日系投信で十分だし、おそらくそれが一番成績が良くなる投資方法だろう。おそらくこのような日系投信は積立NISAとiDeCoのために作られた商品なのだろう。
ただ、ちゃんと調べたわけではないので分からないが、日系の投信は結局VTIとかSPYを買って運用している訳で、その分コストもかかり、NY取引所のETFを直で買うより不利なってしまうのではないかと想像するのだが、どうなのだろうか。上に挙げた日系投信はまだ設立して年数が浅いので、今後長期間に渡りNY取引所のETFと比較してウォッチする必要があると考える。
私はインデックスはどちらかと言えばETF派だが、iDeCoもやっているので当然日系投信も持っている。
主としてはNISA(一般)でVOOやVYMを買っているが、NISA(一般)の枠を使い切ったら、日系投信の方が良いのかも。現在思案中。
ETFについての疑問
ETFは株と同じ相対取引なので、取引が多くなるとインデックスの値から乖離する場合もあると思うのだが、どうやって修正するのだろう。場が引けてから修正してるのかな。知っている人がいれば教えてください。
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